「LGBT理解増進法」の問題点 Part Ⅱ

今日のコーデ

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超スピードで
成立したLGBT理解増進法。

今回はその問題点について
いくつか考えてみたいと思います。

マスコミで主に
取り上げられてきたのは
主に次の5つの問題です。

1) ジェンダーアイデンティティという言葉
2) 法律の条文が公開されていない
3) 自然な感情の発露が差別になる
4) 皇位継承順位に与える影響
5) 女性の領域が侵害される危険性

以下,一つずつ見ていきましょう。

1) ジェンダーアイデンティティという言葉

1つめの問題点は
「ジェンダーアイデンティティ」という
理解困難な英語が使われていることです。

日本の法律でありながら
基本理念を表すキーワードを
このような英語で表現するのは
大きな問題があります。

国民の理解を得たいのなら
もっと平易な言葉を使うべきだと
私は考えます。

2) 法律の条文が公開されていない

2つめの問題点は
成立した法律の条文が一般に
公開されていないことです。

通常であれば
国会で可決されたすぐ後に
新聞にその全文が載ります。

しかし6月23日の時点で
私が確認した限りでは
まだ公開されていません。

ネットで検索しても出てきません。
どういうことなのか理解に苦しみます。

※ この文章を書いたのは
6月の下旬なので,もしかしたら現在は
公開されているかもしれません。

3) 自然な感情の発露が差別になる

3つめの問題点は
人間の持つ自然な感情の発露が
「差別」という言葉に置き換えられる
可能性があるということです。

人によっては
LGBTの人を見たときに
「気持ち悪~い」とか
「ちょっと受け入れられない」
と感じる場合もあるでしょう。

心の中でそういうことを
思うだけなら問題はありません。

しかしそれを言葉にした瞬間に
「差別」とみなされてしまう。

こうなると何か窮屈で生きづらい
世の中になってしまうのではないか。
そういう危惧感を覚えます。

4) 皇位継承順位に与える影響

4つめの問題点は
“男性を自認する皇族”が
天皇になる可能性も
否定できないという点です。

大変失礼な例えですが
仮に愛子さまが

「私は体は女性だけれど心は男。
私のジェンダーアイデンティティは
男性なのです。」

と仰せになったら
皇位継承順位が変わる可能性も
否定できないことになります。

現実にはあり得ない話ですが
可能性はゼロではありません。

皇室の存続問題にもつながる
由々しき問題なのです。

5) 女性の領域が侵害される危険性

5つめの問題点は
女性の空間と見なされてきた領域に
LGBTが入り込んでくることです。

一番わかりやすいのが
トイレや更衣室でしょう。

従来は女性専用だったスペースに
「体は男でも心は女」を自称する男性が
入り込んでくる可能性が高まります。

さらにトランス女性が
女性競技に参加して上位を
独占する可能性もあります。

実際に欧米ではそうした事態が
発生しています。

こうした不安に対処するため
自民党の一部の議員たちが
「女性専用スペースに関する法律」や
「女子スポーツに関する法律」への
議論を始めているとのこと。

こうなるともう何が何だか
わからなくなってきますよね~。

6) 私が感じる個人的疑問

以上の問題点については
マスコミが取り上げている内容を
まとめたものです。

ここからは私個人が
感じていることを述べたいと
思います。

一番感じる素朴な疑問は
そもそも日本人はLGBTの人たちを
差別してきたのかという点です。

欧米と違って日本では
「性」に対する考え方は
ずっとゆるやかなものでした。

例えば少し前まで言われていた
“おかま”や“おなべ”という言葉には
ユーモラスな雰囲気が感じられます。

また宝塚の演劇には
“男装の麗人”が多数登場します。

江戸時代の大名の中には
同性愛の対象となる側室を
置いていた者も少なくなかったとか。

日本国憲法第14条にも
以下の規定があります。

「すべて国民は、
法の下に平等であつて、
人種、信条、性別、社会的身分
又は門地により、政治的、経済的
又は社会的関係において、
差別されない。」

この条文が全てでしょう。
これがあれば何も要りません。

日本の伝統文化の中では
欧米のようにLGBTの存在を忌み嫌い,
激しく差別するような雰囲気は
なかったのではないかと思います。

2つめの大きな疑問はこれ。

「個人の感情が微妙に関わる
こうしたデリケートな問題を
法律で解決できるのか?」

先ほども書いたように
LGBTの人たちを見て,
ネガティブな感情を持つ人は
必ずいると思います。

いえ,むしろ
そういう感情を持つ方が
自然と言っていいでしょう。

しかしそうした感情を
言葉にした瞬間に“差別”になり
法で罰せられる可能性がある。

本音を語ればそれが罪になり
表現の自由が失われる。

そうなれば人々は
本音を心の奥に押し隠し,
「顔で笑って心で蔑む」という
状況になるでしょう。

これについては
立命館大学で哲学を教える
千葉雅也教授(LGBT当事者)の言葉が
本質を突いていると思います。

↓ ↓ ↓ ↓ ↓

「法律ができれば
相互監視の公の場では
人々は黙るだろうが,
心の中の差別が
なくなるわけではない。
それは真の理解ではない。」

また元参議院議員で
自身もゲイである松浦大悟氏は
こう述べています。

↓ ↓ ↓ ↓ ↓

「たとえLGBT法ができても,
表面だけを取り繕って
愛想笑いを浮かべる人たちが
増えるだけなら意味がない」

こうした意識を変えていくには
たくさんの時間と対話が必要です。

法律という形だけを整えても
人の心はそう簡単には変わりません。

私たち一人一人が
この問題と真摯に向き合って
自分と異なる価値観をもつ人々との
地道な対話を続けていくことが
大切なのだと思います。

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ちなみにこのLGBT法,
女装が大好きな私にとっては
大きなメリットです。

これからは堂々と女子トイレや
パウダールームに入れますから…
(今までも入ってたけど 笑)

あっ!でもでも!
心(ジェンダーアイデンティティ)は
男のまんまだからダメか…
(笑) V(^0^)//

ということで
お後がよろしいようで。

皆さま,素敵な週末を
お過ごしください。

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