今日のコーデ
・トップス Twenty three(トゥエンティ スリー)
・スカート ノーブランド
昨年の夏に大ヒットした
アニメ映画 ONE PIECE FILM REDの
劇中歌で大人気となったAdo。
その中でも特に私がハマっているのが
「ウタカタララバイ」という曲です。
その冒頭のフレーズは
こんな歌詞から始まります。
ひとりぼっちには
飽き飽きなの
繋がっていたいの
純真無垢な想いのまま
Loud out
ということで今日はこの
「繋がっていたい願望」について
考えてみたいと思います。
多くの人と繋がるために
一番身近な存在はSNSです。
ツイッターやFacebook，
インスタなどのSNSが大人気。
もちろんこのアメブロも
そうしたメディアの一つです。
SNSを通して多くの人と
たくさんの情報を共有できます。
でもその一方で
いろんな問題が発生中！
SNSに熱中しすぎて
仕事や生活に支障をきたす人が
増えているそうです。
そういう状況は
「つながり依存」と
呼ばれているとか。
ある調査によれば
SNSユーザーの約1割に
こうした依存傾向があるそう。
例えば主婦30代のある主婦。
1日に8時間以上もSNSの
やりとりを続けていました。
彼女が書き込むのは
育児のイライラや夫への不満。
こうした書き込みに対して,
同情のコメントをもらえるのが
大きな慰めになりました。
コメントのやりとりに
夢中になりすぎたこの女性。
やがて家事に手が
回らなくなりました。
雑然とちらかったままの部屋。
キッチンにうず高く積まれた
洗っていない食器の山。
部屋の隅っこで
お腹をすかせて泣いている
子どもたち…
典型的な「つながり依存」に
陥ってしまったのです。
また，ある女子学生は
ツイッターでの何気ないつぶやきが
「つながり依存」のきっかけに。
好きなタレントについて
自分の感想を書き込んだところ
好意的なコメントが数多く
寄せられました。
思ってもみなかった
反応の大きさに驚いた彼女。
さらに反応が欲しくて
書き込みをくり返します。
やがて一日中,
SNSの書き込みを続けては
コメントを心待ちにするように
なりました。
大学の勉強もそっちのけで
SNSのやりとりに熱中する毎日。
完全な「つながり依存」です。
人からの評価が快感につながり
さらに多くの反応を得ようとして
書き込みを続けてしまう日々。
自分の書き込みに対して
GOODな反応がたくさん来れば
誰だって嬉しいものです。
ところが次の書き込みに対して
反応がないとガッカリ…
再びGOODな評価を求めて
書き込みを繰り返していく。
さらに大きな快感を求めて
次々と書き込みを続けてしまう。
この悪循環はある意味
ギャンブルと似たようなものが
あるかもしれません。
リアル社会ではあり得ない
膨大な人とつながってしまうため
そのやりとりに忙殺される人も。
ある国語教師はスマホに
乗り換えたのをきっかけに
SNSをスタート。
すると昔の教え子たちから
続々とメッセージが届き始めて。
帰宅後は家で読書をするのが
日課だったこの男性。
やがて読書の時間は激減。
メッセージのやりとりに追われ,
深夜までスマホを触ることが
増えてしまいました。
ストレス解消のため
SNSにその救いを求めることで
つながり依存になる場合も。
ある男子中学生は四六時中,
スマホを手放すことができず
学校の成績は下降の一途を
たどるばかり。
専門のカウンセラーが
その原因をさぐっていくと
両親の期待に対するプレッシャーが
背景にあることが判明。
「勉強しろ！」と
常に自分を駆り立てる
そんな親への不満。
その不満をSNSを通して
友達にぶつけていたんですね。
以上の事例から
つながり依存に陥る人には
次のような傾向が見られます。
1) 日常生活に不満やストレスを抱えている
2) 不満を聞いてくれる人が身近にいない
3) 人に認められたいという意識が強い
4) 他人からの評価を必要以上に気にする。
こうした人たちは
現実の中で満たされない部分を
SNSでのつながりの中で
埋めようという意識が
強いのかもしれません。
冒頭に書いた「ウタカタララバイ」。
最後の方にこんな歌詞が出てきます。
この時代は悲鳴を奏で
救いを求めていたの
誰も気付いて
あげられなかったから
わたしがやらなきゃ
だから邪魔しないで お願い
もう戻れないの
だから永遠に
一緒に歌おうよ
自分の悲鳴を
誰かに聴いてほしい
永遠に一緒に歌ってくれる
誰かが欲しい。
多くの人がそんな気持ちを
心の奥底に持っているのかも
しれませんね。
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