風呂上がりの下着女装が招いた人生ジ・エンド寸前の出来事

今日のコーデ

・ワンピース FRAY I.D(フレイ アイディー)

バイト先でゲットした下着と
通販購入のくしゅくしゅショーツに
深い満足感を覚えていた学生時代。

アパート独り暮らしだったので
誰にも憚ることなく自分の部屋で
下着女装を楽しんでいました。

特に好きだったのが
風呂上がりの下着女装です。

お風呂から出た後はすぐに
スリップとショーツを身につけ
“湯上がり女子”の気分を
味わっていました。

しかしある日,
とんでもない“事件”(笑)が
起きてしまったのです。

その詳細を語る前に
私の住んでいたアパートについて
少し詳しく説明しておきますね。

この事件を理解する上で
必須の知識ですので(笑)。

アパートという聞こえはいいですが
実際には“長屋”みたいな感じでした。

2階建ての古い建物で
全部で12個の部屋があります。
1階に6つ,2階に6つです。

部屋の大きさはわずか4畳半。
トイレも風呂もありません。
(共用スペースを使用)

南側には大家さんの家が
すぐ隣接して建っているので
日当たりはほとんどなし。

フォークソングの歌詞に
出てきそうなアパートでした。

なぜこんなおんぼろアパートに
好き好んで住んでいたのかというと
まかない付きだったからです。

高校を卒業したばかりの私。
一番の得意料理はカップラーメン(笑)。
その他は何もできませんでした。

なので「まかない付き」の
アパートが見つかった時は
めちゃくちゃ嬉しかったです。

まかない付きにも関わらず
家賃は月3万5千円と破格値!
即断即決でした。

平日の朝と晩には大家さんが
食事を作って出してくれました。

大家さんの家の片隅に
全員が集まれる食堂があり
入居者(全員学生)は平日の朝と夜
そこで食事を頂きます。

この値段ですから
食事は質素なものでしたが
ご飯がお代わり自由だったので
学生には十分でした。

週末は食事が出ないので
共用の炊事場でお湯を沸かしたり
ラーメンを作ったりしました。

炊事場の隣には
共用のトイレもありました。

ですからアパートとは言っても
実際は寮みたいな感じです。

しかもこのアパートは
大学のすぐ近くにあったので
住人は全て同じ大学の学生。

まして食堂で頻繁に
顔を合わせるわけですから
全員がまるで家族のように
打ち解けた雰囲気でした。

夜になると必ず
どこかの部屋に集まって
お酒を飲んだり麻雀したり
テレビを見たりしたものです。

もちろん私の部屋にも
毎晩のように誰かがやってきて
いろんな話をしました。

そんなある日,
私が風呂を出て髪をタオルで
拭いているときのこと。

コンコン!

後輩の1年生が部屋のドアを
ノックしました。

その後輩は普段から
よく私の部屋に遊びにくるので
私はいつも通りドアを開けました。

ところがその日,
その後輩が私を見る眼は
普段とは全く違っていたのです。

怪訝(けげん)そうな表情で
私をじ~っと見つめています。

「ん? どうかしたか?」
「いえ,何でもありません。」

そう言うなり彼はそそくさと
自分の部屋に戻ってしまいました。

「変な奴だなぁ~」

私はさっぱり意味がわからず
そのままドアを締めました。

その後,ドライヤーで
髪を乾かそうと鏡の前に立った瞬間
私は凍りつきました。

「えっ! まさか!マジかよぉぉぉ…!」

何とトレーナーの下に
スリップの肩紐(ストラップ)が薄く
透けて見えていたのです!

その日も私は風呂上がりに
純白のスリップとショーツを
身に着けていました。

そしてその上から薄手の
トレーナーを羽織っていました。

生地が薄いため
スリップの肩紐と
デコルテのVラインが
うっすらと透けて
見えていたのです。

「や,や,ヤバイ~~っ!」

顔面蒼白になりました。

「あいつに気付かれたかも…
いや 絶対に気付いたに違いない。
だからあんな顔してたんだ…」

頭の中は超パニック状態!
心臓がバクバクして破裂しそう!

「どうしよう…
どうしよう…
超ヤバイぞぉぉぉぉ…」

後輩がこの話を皆にしたら
私は完全な“変態”として扱われ
そこで人生 The End!

ううぅぅぅ~~~~!
。・°°・(>_<)・°°・。

絶望感に打ちひしがれる私。
人生終わったと思いました。

と,そんな時!
突然妙案が思い浮かびました。

「そうだ! すぐに着替えて
共同炊事場でお湯を沸かそう!」

炊事場のとなりには
共同トイレもあるので
必ず後輩も来るはず。

その時にたぶん彼は
私をもう一度見るだろう。
私の下着を再確認するはずだ!

そのときに私が
普通のメンズ下着を着ていたら
自分が見たものは眼の錯覚だったと
彼は思うに違いない!

そう考えた私。
一縷の望みをかけて
お湯を沸かすふりをしながら
彼がやってくるのを待ちました。

待つこと5分,10分,15分…
まだ来ない… 早く来い…来い…

すると… ついに…!

彼が部屋を出て炊事場に向かって
歩いてくる姿が見えました。

来た! 来た! 来た!
胸が超ドキドキします。

私の近くまで来た彼。
予想通り私をじっと見つめます。

私はわざとらしく

「なんかさっきは変だったぞ。
俺の顔になんかついてるか?」

と彼に尋ねました。

すると後輩は笑いながら

「すみません。なんかさっきは
自分寝ぼけてたみたいで…」

と頭をかきながら
私に謝ってきました。

「ならいいんだ。気にするな!」

彼は恥ずかしそうに笑いながら
自分の部屋へと戻っていきました。

やったぁ~~!
作戦大成功っ!
あぁ~ ホント良かったぁ~!

私はほっと胸を
なで下ろしました。

部屋に戻った瞬間
イッキに気が抜けて
その場にへなへなと
座り込んでしまいました。

幸いにその後は変な噂も流れず
(いやホントは流れてたのかな 笑)
事なきを得ました。

今となっては懐かしい
青春時代の思い出の一コマです。

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